1958-10-23 第30回国会 参議院 外務委員会 第5号
それから日本のポンドの手持ちでございますが、これは日本の今の外貨の発表の仕方が、すべてドルにかえて発表いたしておりますので、明らかになっておらないと存じますが、大体今のポンド貿易のファイナンスをして参ります上におきましては、やはり三千万ポンドないし五千万ポンドくらいのものが必要であると存じますので、それだけの金は、ポンドの形でもって保有しておると存じます。
それから日本のポンドの手持ちでございますが、これは日本の今の外貨の発表の仕方が、すべてドルにかえて発表いたしておりますので、明らかになっておらないと存じますが、大体今のポンド貿易のファイナンスをして参ります上におきましては、やはり三千万ポンドないし五千万ポンドくらいのものが必要であると存じますので、それだけの金は、ポンドの形でもって保有しておると存じます。
これにはいろいろ技術的にも問題があるわけでございますが、ポンド貿易の非常な重大性にかんがみまして、私といたしましては、大局的な見地から妥結の道を見出したいというわけで、ただいま折衝中でございます。 それから次に清算勘定地域では非常に問題のある国が多いのでありますが、第一にはインドネシアにつきましては、御承知のように輸出権制度というものをやりまして、調整方式をとってきております。
それから多少殖えておりますのは、ポンドがこれ以上減りましてはポンド貿易上の資金繰りに因りますので、スワップとかそういうようなことでドルから借換えたりそういうことをいたしまして多少殖えておりますが、今度の受取といたしましてはずつと減つて参つております。
それから豪州やニユージランド等から羊毛やその他多額の物資を我が国に入れておるわけでありますから、これらの国が我が国からの輸入に対して著しく他国に比してきびしい制限を探していることも遺憾であるのでありますが、我々の態度といたしましてはポンド貿易の入超が続いてポンドの手持が減少するに伴つて、羊毛等の輸入は非常に困難になるし又削減すべきではないかと考えますが、それよりは相互の貿易量を拡大して行くことが相互
ただ今度の協定を通じまして我々ソーニークロフト氏などの言明から考えましても、イギリス側としても日本との間にポンド貿易の均衡を図り、そればかりじやなくてこれを増大して均衡を図るということにつきましてはイギリス側としても私は必要を認めているように考えられるのでありまして、ただ日本の都合だけでやつておるとは到底思えないのであります。又これは当然のことだと思います。
政府は日英会談成立によるポンド貿易の飛躍的伸長を期待しているようでありますが、しからば、いかなる交易量のわくと実行の見通しを持つておるか。外電の伝えるところによれば、二億一千一百万ポンド、すなわち五億二千万ドルのわくが設定されると予測しておる。
それからポンドの貿易につきましては、最近先方の輸入制限の緩和が行われ始めまして、若干好転いたしておりますが、その点からはポンド貿易は本年度よりは幾らかはよくなるのではないかというふうな期待を持つておる次第でございます。
国際収支のほうも勿論大事でありますが、これにつきましては、大体本年の九月から来年の九月まで一年間の収支均衡を図るということを方針といたしまして、更に特に問題となりましたポンド貿易につきましては、来年の三月末までに或る程度の輸入超過を見込む。併し来年の四月以降については、収支均衡という方針で行くという建前で編成いたしたのであります。
この前の見越し輸入がよかつたか悪かつたかということは過去のことでございまして、ただいまこれを批判いたしてもいたし方ないことでございますが、今後いかにしてポンド貿易を進展さして行くかということにつきましては、実は部内におきましても研究もし、同時に一番大事なことは、結局英連邦諸国が輸入制限を非常に厳格にやつて、われわれの方でどうも輸出ができないということになつたのが原因であります。
又、小笠原大蔵大臣はドツジ・池田ラインの継承者であり、経済政策に関しても、国際通貨基金との間に現行為替レートを基礎とすることに決定したから、これを堅持すると説いておりますが、政府の掲げる低物価政策成功せず、コスト引下げの実が挙つていない今日、その貿易不振の実状を見て、経済界からはすでに、為替レートの引下げなしにポンド貿易の攻勢に対抗できないとの悲観説すら出て来ております。
○岡崎国務大臣 ポンド貿易が不振であることは事実であります。しかしイギリスとの間の支払協定によりまして、イギリス側は輸入制限をできるだけ緩和するように、各スターリング地域の政府に勧告してくれることになつております。その効果がまだ現われておりませんが、最近に濠州などでもある程度緩和してくれたようであります。
○山手委員 そうしますと、今いろいろお話がありましたが、ボンド圏貿易の関係で上期において非常に多く輸入し、下期においては上期の半分しか輸入させないという態度に出られたのは、いわゆるポンド貿易の関係からそういう処置に出られたものであるかどうか、その点もう一ぺんはつきり御説明を願つておきたいし、それから今年度主としていわゆる不要不急品として押えようとされたものは何と何であるか、ここで明らかにしていただきたいと
従いまして、この問題につきましては、さつきも丁度外務大臣が申しました通り、経済外交の強化等、今日世界各国では四十数カ国と或いは支払協定、貿易協定等をいたしておるのでありまするが、そのうちにはなお日本のために改善すべき点も多々あるのでありまして、御承知のごとく、昨年の暮に調印をして、又本年更に日本に有利に改訂いたしました例えばポンド貿易の関係などは、これはあれでよほど数量が殖えて来るので、本年の貿易などもその
以上ポンド貿易に関して申述べましたが、更に最近には中華民国、西独、アルゼンチン、スエーデン、パキスタン等との貿易拡大のための新協定を締結し、又近くインドネシヤとも協定更改の正式交渉に入りたいと考えております。
たとえて言えば、ポンド対策というものは全然逆の政策を政府がとつて、今日のポンド貿易のがんをつくつた。これは明らかに今の吉田内閣の非常な罪悪であつたわけであります。円よりもポンドは紙きれであるかのごとき言説をその大臣席におつて言つておつた人もあつたのでありますが、この際はつきりした所信を大臣から聞いておかなければ、われわれは承服することはできない。
大体プラント輸出を考えますと、大体の方面は東南アジア地区の開発、こういうことが主題となりますが、東南アジア地区の問題は御承知のように、よい言葉で申せばポンド貿易の改善、悪い言葉で言えば日英支払協定の行き詰まり、特に日英の通商航海条約打開の道はないとまで一時追い込まれたのでありますが、その後の情勢は、最近の英国大使等の言明等を見ますと、やや楽観的な希望がつながれるようになりましたことは、これはお互いに
さらには中共地区と申しますか、あるいはこれを敷衍いたしますと東南アジア地区まで入るのかもしれませんが、東南アジアのポンド貿易の中心地であります香港地区のポンド勘定を別建にするという問題が、第四点として考えられる。さらには、日本では最近輸出取引法案などというものも、一応衆議院は通つております。
そうすれば対ポンド貿易は縮小の一途を迫る。こういうような形になる虞れがあるのじやないか、この点はどうなんですか。 それとついでに東南アジア、オープン・アカウント地域だと思いますが、インドネシア等との通商協定、これはどういうふうに最近なつておりまか。東南アジア東南アジアと随分声を大にして言われて来ておる。
そうすると大体ポンド貿易が前年度より減るものと見られる。次にオープン・アカウント地域でありますが、今のお話によつても昨年度くらいにとどまればいいでありましようが、安本なんかの作業では最初四億ドルくらいオープン・アカウント地域に見ておりましたが、三億五千万ドルくらいに減るのではないか、こういうふうに見通されておる。オープン・アカウント地域の見通しはどうなんですか、それは大ざつぱでいいのです。
非常にお座なり的な答弁で、私はまあ満足できないのですが、併しこれ以上質問しても無駄だと思いますから、次に私は対ポンド貿易について伺いたいのです。それで対ポンド貿易については、まあ安本なんかの当初の予想では大体対ポンド貿易は六億ドルぐらいの輸出ができるだろうという見通しだつた。ところが最近では五億ドルを割るのではないか、こういうような見通しになつて来ているのです。
而も問題の根本的の解決は到底期待し得ない以上、ポンド貿易の規模の縮少は、相当恒久的な問題であると言わねばならんのであります。このことは当該産業のみならず厖大な関連産業の生産減をもたらし、財政収入にも非常な影響をもたらすところが決して少くないと私は思います。三億ドルまで輸出が抑制せられるといたしますれば、税収等の財政收入にどの程度の影響があるかということにつきまして先ず御質問いたします。
○木村禧八郎君 当面のこの輸出入の調整の対策として、この証明制度等を考えておられるようでありますが、私は現在の輸出入アンバランスの、このポンド貿易について減少的な原因としては、ポンドの先行きが不安であるから、どうしても輸出は殖えるが輸入が困難になる。
○小林孝平君 これは大蔵大臣がおいでになりませんので、私はどなたかから一つお答を願いたいと思いますけれども、最近新聞紙によりますると、ポンド貿易の根本対策といたしまして、ドル貿易の切替又は実勢レートを採用する動きが見られるのでありますが、政府にはそういう意思があるのかないのかということをお尋ねいたしたいと思います。
政府は今般、只今為替金融及び物資面からの輸出抑制会のポンド対策をやつておられるのでありますが、これはポンド貿易を大幅に縮小するというお考えからやつておいでになるのか、どうかということを先ずお尋ねいたしておきます。
そうするとポンド貿易にバーター的なことをやると、日本から輸出するものは雑貨類や機械類でしようし、向うから対に入つて来るものは何であるかといえば農産物以外にはない。ほかにあるものは石油とかごくわずかなものです。日本がポンド・ブロックに輸出が増進して、日本の国力が増大して行くようになればなるほど、見返りに入つて来るものは農産物以外にはない。そのことは日本の農業に大きな打撃を與えることになる。